【活動報告】
『新規着工予定の飯山市民プラザにおける補聴システムの要望』
10月1日 午前10:00~11:30
長野難聴 事務局窪田 & 長要連 山口
飯山市役所まちづくり課(街並み整備係長 丸山和幸氏が対応)
丸山/現在、市としては「赤外線補聴システム」「FM補聴器」「磁気誘導ループ」を検討中。それぞれのメリット・デメリットを確認し、決定していく予定。FMや赤外線は、2か国語同時通訳も入れられるという点がメリットであり、最近はこちらを採用する公的施設が増加していると聞いている。磁気誘導ループの場合、敷設に費用がかかるデメリットがある。
これに対し…難聴者協会は磁気誘導ループ敷設を要望。
理由①;メンテナンスが楽。丈夫で長持ちと言うメリットがある。
理由②;各自の補聴器を活用できる。
→活用してもらうためには市としても工夫を。
磁気誘導ループを敷設してあるのに利用しない施設は、PRしていない。
補聴器で使えることも、大きく書き掲示するなど工夫が必要。
理由③;他のシステムの場合、敷設に資金は必要ないが、
利用者である聴覚障がい者が、補聴援助の機器を借りる手続きが必要。
→聞こえないことで他者とのコミュニケーションに不安を感じる人は多い。
その点も考慮を。
→市;貸し出しのための人材確保も必要となり、運営に関する検討も必要。
理由④;他人に聴覚障害を知られたくない人もいるので、
自分の補聴器を活用する磁気誘導ループがより良いかと思う。
補聴器は髪の毛で隠している場合もあると思われる(特に女性)。
その他;飯山市にも携帯型の磁気誘導ループが障害福祉係にある。
→確認。少人数専用のもの。東京工業大学で制作されたもの。
飯山市としては、ポータブル磁気誘導ループでも良いのではないかと
検討している(様子も見られる)。