要約筆記研修のお手伝い

六万石

2012年12月20日 12:17

要約筆記研修のお手伝い

ある地域の要約筆記者研修に呼んでいただく機会があった。
講座の目的を聞くと
「画面を見て難聴者が話を進められるか?」
という要約筆記の三原則を見て欲しいという依頼だった。
それならば一人の講師よりは数名の難聴者の話し合いが有効では無いかと考え、5名ほどの難聴者の意見交換会をやれせてもらった。
通常はループ設置、時には手話も交えての話し合いがほとんどだが、
今回の目的のためループなし、手話無しでやることにした。
まさに要約筆記の三原則が機能しなければ難聴者の話し合いは進まない。
白熱した話になると途中でストップしかねない。
現場実習の良い機会になった。
このとき
「全部文がほしい」
「整文がよい」
「要約文がいい」
などと各人の要望も出るなど、難聴者のニーズの多様性も知ることが出来ました。

こんな機会を各地で持ちたい。(F)