対県要望(案文)
平成23年度 対県要望 : 案(ご検討ください)
長野県中途失聴・難聴者協会
中途失聴・難聴者は同じ障害者同士であっても、聞こえの状況やコミュニケーションの方法がまちまちであり、お互いに自助努力しながら意思疎通を図っていますが、なかなか周りから理解されず常に苦慮しています。要約筆記者の多方面な支援が必要になっています。ようやく国から要約筆記者の身分、養成等に関し通達が出ました。これに伴い下記要望をします。
1,要約筆記者養成に関して
・県主導による要約筆記者の養成(84時間新カリキュラム)をお願いします
(講座運営・予算獲得・講師養成・講座会場・講座必要機材の管理・名簿管理と市町村との連携)
・要約筆記奉仕員の要約筆記者への格上げ(補講講座終了により)
・要約筆記奉仕員の補講講座の継続開講をお願いします
・要約筆記者の知識、技術の継続的研修体制を組んでいただきたい
2,中途失聴者・成人難聴者への支援に関して
・総合的相談センター(中途失聴者・高齢難聴者)
・難聴者のコミュニケーション(要約筆記・筆談・口話・手話)講座の開催
・地域での難聴に関する支援の取り組み(地域での理解促進・同障害者の交流)
・広域・団体派遣の実施
3,災害時の支援体制に関して
・形だけの訓練ではなく、実のある訓練をしていただきたい
・一番身近な地域訓練に参加出来る体制にしていただきたい
・もしもの時の支援体制
4,公職選挙法の改正を
・聴覚障害にとって、手話と要約筆記は同質(手話が認められた所に要約筆記も認めること)
・一票の選択が出来る環境にしていただきたい