2013年10月10日 22:48
長野県でも10年ほど前、耳の不自由な人たちの権利保障に向けた運動が起きた。手話と併せて必要な通訳に、話し手の言葉を速記してスクリーンなどに映写する「要約筆記」がある。これを選挙運動で行うと公職選挙法に違反することが分かり、県内20の議会が、法改正を求める意見書を国に送った。結果的に法改正には結び付かず、このころ各地の議場で盛んに見られた手話・要約筆記通訳も、今では少なくなっている。
(・・・前略)こういうデタラメな記事を書かれると、要約筆記者として、非常に困る。
1.要約筆記は速記しているのではない。
2.「映写」という表現も、映像のようなイメージを与え、誤解のもと。
3.手話と合わせなくても、それ単体で必要としている人はかなりの数に上るということ。
(中略)
手話言語条例を取り上げただけでも“拍手”ですけど…取材不足のデタラメは許せませんねicon08
各地の議場で盛んに見られた手話・要約筆記通訳も、今では少なくなっている。
という表現もあるが…手話や要約筆記が少なくなってきたのではない!
議会が退屈でつまらないものになっているため、聴覚障害者の議会傍聴が減少しているのだ!!
関連の議題があれば、聴覚障害者も傍聴に行くだろう。
そうなれば、通訳も当然つく。
問題なのは、聴覚障害者が興味を持てないような議会が問題なのだ!
「少なくなって」いない。登録者数は明らかに増えている。
そういうところの取材も不足している。
話題性のあるところに食いつくのは良いが、
その話を展開させていくための取材・調査はもっとしっかり行ってもらいたい。
いい加減なレベルの話を書かれると、要約筆記の利用者減少にもつながりかねない。
だいたいもとから少ないのに…減っていることの、速記だことの、
映像みたいに流れていくことの…と
違ったイメージを植え付けられたら…たまらんicon08
(後略)