長野難聴「聞こえの相談会」関先生の資料から

六万石

2010年07月07日 14:12

難聴者へのコミュニケーションの配慮(1)

1.難聴者への注意をひいてから話を始める。
2.顔を見ながら話す。
3.ゆっくり話す。
4.補聴器を使っている人には「普通の声でゆっくりと」話す。
  補聴器を使っていない人には「やや大きめの声でゆっくりと」話す。
5.近づいて話す。

1.に関して
  呼びかけをする。(難聴者のほうへ)身を乗り出す。顔を近づける。近づいて身体にふれる。
  その場の状況・難聴者との関係を考慮した注意のひき方をする。

2.に関して
  耳に口を近づけて話す方法は、望ましくない。
  難聴者に向かって話さないと声が補聴器に入りづらい。

3.に関して
  高齢難聴者が最も分かりにくい話し方は「早口」である。
  言葉のまとまりで、自然に、分かりやすく。
  また、一音ずつ話すのはききとりにくい。
   (良い例) 今晩の ごはんは なににしましょうか
   (悪い例) こ・ん・ば・ン・の・ご・は・ん・は・・・・・

4.に関して
  大きすぎる声は、音声が割れてしまいかえって聞き取りにくい。
  大きすぎる声は、怒鳴りつけられているようで難聴者はつらい。

5.に関して
  補聴器のマイクは、3m以上離れると言葉が入りにくくなる。

to be continued

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