泥田流戦法
<つぶやき万華鏡>
勝てない将棋ゲーム(3)
パソコンの将棋ゲームでは、
中飛車とか棒銀とか、石田流とか、ほとんどの定跡が読み込まれているようだ。
米長永世棋聖の挑戦したコンピュータには、
過去の名人の戦法が読み込まれ、
あまつさえ、米長の過去の棋譜まで読み込んであるという。
これじゃあ、米長対米長だ。
パソコン将棋ゲームに勝つためには、
結局、自分で考えて、乱戦に持ち込む以外にない。
「石田流」という強力な戦法があるが、
そんなのも相手(パソコン)は、お見通しだ。
だから私は、泥田流で戦っている。
序盤で大駒(飛車とか角)を取られてしまうと、続ける気がしなくなる、
と、書いたが、人生ではそんなわけにはいかない。
リセットできません。
私の場合、聴覚という大駒を失ったまま、粘りに粘って、生きている。
教科書に書いてあるような生き方はできないので、
「泥田流」でがんばっています。(R)
関連記事