ご理解は嬉しいが・・・

六万石

2013年06月05日 08:48

<つぶやき万華鏡>

近頃は難聴者に対する社会のご理解もだんだんと広まりつつあるようだ。
しかし、
「間違ってはいないんだけど、どっか、おかしい」
というようなことも感じています。

たとえば、
「難聴者に対しては口を大きく開けてゆっくりと話せば通じる」
というようなこと。

たしかに、耳元で早口で大声で怒鳴られるのは最悪で、
それに比べたらきわめて優れたコミュニケーションの方法である。
これは決して間違った知識ではない。

場合によってはそれでも通じることもあるのだが、
しかし、通じないこともある。

私の場合、通じないことの方が多い。

通じないのに、”通じるはず”と、
どこで教わってきたのか知らんが、
「口大きく開けてゆっくりと」
を何度も何度も繰り返されると、
難聴者への配慮やご理解には感謝しつつも、
よけいに困ってしまいます。

(ROKU)





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