耳鳴り(2)

六万石

2011年06月15日 07:35

<投稿記事です>

昭和43年
佐久の地から諏訪湖畔の職場に転任。
年齢的には三十歳代の前半であり、
普通なら一番働ける年齢ではあった。

そのころから難聴をはっきり自覚するようになり、
長野県内の耳鼻科クリニック、信州大学医学部付属病院をはじめ、
最終的には「つて」を頼って、東京大学医学部付属病院で診察・検査をしてもらった。

様々な病院で、いずれも似たような検査があって、
どこの耳鼻科でも診断は同じ。

「原因不明」「治療の手段はない」

だった。

日中には、耳鳴りはほとんどなかった。
仕事で追いまくられていたから気にならなかったのかもしれない。

一日の仕事が終わって床について、
まどろみに入る寸前に、
「キーン」
というかなり激しい音が10数秒間、
耳のなかというよりも頭のなかで鳴っていた。

しかし、その「キーン」がおさまると、睡りが確実にやってきたので、
耳鳴りは、さして気になるほどのこともなかった。(続く)

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