2013年04月30日

県要約筆記者養成講座(報告)

平成25年度県要約筆記者養成講座 
後期課程 第1回講座報告

日 時  4月27日(土) 10時~15時
場 所  松本市総合福祉センター 4階 大会議室
受講生  手書き10名・手書き5名・補講その他29名・・・・合計44名
参加者  浜・宮崎・窪田・佐藤(和)
情報保障担当 パソコン講座運営委員(4名)
外部講師  信州大学 教育学部教授 伏木久始氏

午前の講義・・・「伝達の学習Ⅰ」情報伝達の基礎理論
 ・シャベリカ(質問カード)を使ったゲーム形式のコミュニケーションによって、参加者の考え方
  や、どんな人なのか?を探る。
 ・レスポンスカードを使ったアンケートを取ることで、参加者の思いや考え方を把握できる。
 ・コミュニケーションの成立とは・・・伝えたい内容を想起(意図)→想起した内容を
 言語等に変換(記号化)→メッセージを受け取る(情報受信)→理解する(解読)
 ※同じものを見ても、同じ情報を受けても人により受け止め方は異なる!
 ※「ふつう」とは経験により学習する枠組みであって、経験が異なれば枠組み自体が異なるし、
   経験により「ふつう」が変わってくる。

午後の講義・・・「伝達の学習Ⅱ」伝達実技実習
 ・6人のグループを作り、テーマ(道徳の教科化について)に沿った議論を展開し、
 要約した議事録をまとめる。
 ・情報保障に携わるための伝達実技実践・・・情報を解りやすく提示するためには「型」が必
  要。講師が即行で作った物語を文章構成の型にはめて要約する。

伏木教授から・・・・
  ※あなたの生き方を観ている誰かが、何かを学んでいると理解して、これから
   もあなたらしく頑張ってほしい。
  ※経歴・価値観・発想・考え方の違う誰かと、共に社会貢献事業に携わっていくことの素晴
    らしさにプライドを持ってほしい。
  ※要約筆記に携わる人は、そこに議論されるテーマに関する基本的知識を事前に収集して
    おくことが大切。

<感想>新カリキュラム84時間の後期講座が始まりました。来年2月には長野県で初めての
      要約筆記者統一試験を予定しています。
      私たち難聴者と共に歩んでくれる要約筆記者を応援していきましょう! 
      講座に来ていただければ長要連の皆さんとの関わり方もご理解いただけるはずです
      ので次回からは多くの協会員に足を運んでいただきたいです。
                                             <報告: 浜・宮崎>



Posted by 六万石 at 08:36│Comments(0)
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