2014年08月08日
補聴器を装用しても

盛夏の浅間山 佐久平近郊から Photo by legacy
会員ブログ「信州の隠れ家より」(8/7)から引用
http://alps8.blog.fc2.com/
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<難聴入門講座(1)>
「補聴器を装用しているのに、どうして聞こえないの?」
「その補聴器、どうにかならないの?」
そういわれるのが一番つらいところです。
補聴器が有功なのは
「近くでなら」
「静かなところでなら」
「一対一の対話なら」
「~なら」「~なら」「~なら」
と、条件が3つ重ならないと、
必ずしも有効でないということです。
社会生活をしていくうえで、
3つの条件が同時にクリアーされる場面はごく少ない。
会議など3人以上で集まって話をする場面では、よく聞き取れない。
遠くの人の発言は聞き取れない。
ファミレスなど、騒がしいところでの店員の注文復誦が聞き取りにくい。
人口内耳の場合も、個人差があって、
健聴者なみに聴力が回復するわけではない。
そういうことを理解してもらいたいのだが、
世間一般には、なかなか理解されにくい。
結局、難聴者は、
引っ込み思案に追い込まれてしまうわけです。
(ROKU)