2012年04月20日

補聴器の限界と磁気ループ

<投稿記事>

私は補聴器歴50年。
最近の補聴器は、デジタル・両耳で40万~50万円。

補聴器は静かな部屋で、握手できるくらいの距離にいる人と話をするときには問題ない。
しかし、広くて反射の多い部屋、騒々しい環境の中では役にたたない。
どんなに高額な補聴器でも3メートル以上離れると、「音声」を拾わない。(※)
※これは長野難聴主催の「聞こえの相談会」での関先生のお話です。

こういう時に役にたつのが磁気ループ

集音マイクで拾った音を磁気ループ専用アンテナを通し、
磁気誘導モード(Tモード)を備えた補聴器であれば、聞き取ることができます。
周りの騒音・雑音に邪魔されずにマイクに入った音がクリアに聞こえる。

これはずいぶん古くからある方式です。
昭和の時代の黒電話の時代には、電話機に磁気ループが備えられていた。
平成元年にプッシュフォーンになって、磁気がはずされた。

聞くところによると、携帯電話の国産メーカー機はこの磁気ループを備えているらしいが、
確かなことは知りません。私はケータイを持っていないから。

すべての電話機に磁気ループを備えてほしい。
せっかく補聴器Tコイル(※)がついていても、電話に使えなければ話にならない。
とは、そもそもTelephoneの頭文字。

「磁気ループ」の磁気は5ミリアンペアと極く微量で、ペースメーカーなどに影響を与えない。
電車のプラットホームなど、2000ミリアンペアぐらいだそうです。(Jin)


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この記事へのコメント
磁気誘導ループ・・・この言葉を初めて聞いたのは1年前の長野難聴定例会でした。
情報保障・・・初めは何のことか解らず戸惑ったことを思い出します。
言語聴覚士の関先生のお話も、長野難聴の定例会で「補聴器の相談会」に参加した時に詳しく教えていただきました。
聞こえで悩んでいる方が、大勢いることを知り、福祉の充実とともに様々な補装具が開発されていることも実感しています。
難聴者の未来が明るいものであってほしい・・。
Posted by < at 2012年04月20日 20:00
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