2012年09月06日

障害者の「受容」について

CS障害者放送統一機構「目で聴くテレビ」の「みるっく」(熊本県聴覚障害者情報センター制作)で、「難聴あれこれ」のコーナーで、難聴の後藤香織さんが、ご自分の難聴の履歴をお話していました。

小学校4年のとき、めまい・耳鳴りが始まり、その後少しずつ聴力が低下した。
原因はメニエール病。
中3の時から補聴器をかけるようになった。
学校は、小・中・高・大と、すべて通常学級。
授業ではFM補聴器を8年間使った。
FM補聴器とは、先生に小型コイル(マイク)をつけてもらい、
FM電波を受信機でとらえて聴く。

感音性難聴のため、補聴器を使っても、似ている音の聞き分けができない。
静かなところで、1対1の会話ならなんとかできるが、
騒がしいところや、グループの会話はできない。

聴力の低下とともに友人や家族とのコミュニケーションがとれなくなった。
周りは聞こえる人ばかりで、聞こえないのは自分だけ。
「本来の自分ではない」という思いのまま大人になった。

「今の自分でいいのだ」と、思うようになったきっかけは、難聴の仲間との出会い。
手話も覚えてコミュニケーションができるようになり、
同年代の友達もできて、今では「自己肯定感」が得られ、
明るく前向きになった。(要旨)

障害の 「受容」という内容を
「いまのままでいいんだ」=「自己肯定感」
という表現で、
分かりやすく述べてくださったと思いました。(ROKU)
<塩尻地域難聴者会ブログ「アシタドーナル」から転載>



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Posted by 六万石 at 06:15│Comments(0)耳鳴り・難聴
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