2016年03月03日
定例県議会傍聴報告

長野県庁舎(右奥)と県会議事堂(左手前)
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2月定例県議会傍聴報告
浜 富美子
2月26日(金),県聴覚障害者協会の誘いで、県議会の一般質問の一部を傍聴しました。
長野難聴から3名が参加。
手話言語条例の制定について
「信州・新風・みらい」の荒井武志議員が質問しました。
<質問内容>
1,条例案の策定に向け骨子案を取りまとめパブリックコメントを行ってこられたが、
意見・提案等の件数と特徴的は意見、それを踏まえた手直し項目や内容は
どのようなものか?
回答 100人から287件あり。身近に手話を学ぶ場を、災害時の情報伝達などが多かった。
改めた箇所は「手話は言語」と明記。「務める」を「行う」に改めた。
2,県の責務として「社会的障壁の除去について必要かつ合理的配慮」を行うとしていますが、
具体的はどのようなことを想定しているか。
回答 通訳者の配置、事前資料の配付、意思疎通への配慮を考えている。
3,市町村との連携協力は極めて重要だと思う。連携協力の具体策をお示しください
回答 手話通訳者の養成と派遣は県。
市町村との交流会や手話研修会なども考えている。
災害時は市町村と連携していく。部会毎の審議をしていく。
4,施策の策定及び推進に当たり、手話の普及などに関する必要な施策を県障害者計画
に定めるとしているが、いつ、どのように定める予定か。
回答 平成28年度から反映していく
知事 <手話で自己紹介>
手話で意思疎通出来る社会の実現にしていく。予算に盛った。
・手話の普及
・山の日に手話や文字を
・県民が学ぶ場を
・ICT(※)活用も
・ろう学校への支援
・民間事業への配布
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<感想>
この日の質問者は8名だったようだ。
そのうち終わりから2番目の質問にだったので3時頃から1時間ほど傍聴した。
手話通訳とPC要約筆記が付いたので傍聴席は分かれて座った。
この日の傍聴者は多かったのか、私の傍聴券は61番になっていた。
休憩後議員が着席するのが遅いのにはびっくり。
チャイムがなってドアーが開き入場議員の数字がでる。
知事が着席した時点で48名。
議長が発言を始めてからも入場があり最終56名だった。
久しぶりの県議会傍聴。
自分たちに関連した問題が一般質問に出ると、真剣に聞き入ることができる。
県の本気さが分かって良かった。 (浜)
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※ ICT(アイ シー ティー)とは・・・
情報・通信に関する技術の総称。
従来から使われている「IT(Information Technology)」に代わる言葉として使われる。
海外では、ITよりICTのほうが一般的である。
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2016.3.3 (THU)