2013年09月01日

「聴覚障碍者の就労と雇用を考える集い」(報告)

「聴覚障碍者の就労と雇用を考える集い」(報告)
「聴覚障碍者の就労と雇用を考える集い」(8/31 於 サンアップル)

参加報告
                                                監事 赤沼 健治
長野労働局職業対策課の上野さんから「ハローワークにおける聴覚障碍者の就職状況」についての報告がありました。「全員参加型社会」~障害のある人も障害のない人たちと同じように生活、活動できる「完全参加と平等」の社会を実現することが重要。「共生社会の実現」~障害があっても働く意欲と能力を持っているならば、誰もが職業を通じて社会参加できる「共生社会」を作る事が大切と言われた。平成24年度の就職件数は59件で身体障碍者総数の514件の約1割。困ったな、辞めたいなと思ったら、それぞれの地域に総合支援センターや障碍者就業・生活支援センターがあるので相談を。ハローワークには手話協力員が毎年度7名配置されている。(松本、長野、上田、飯田、伊那、篠ノ井、諏訪の各ハローワークに)などと話された。

長野聾学校進路指導担当の尾曽さんから長野県の聴覚障碍者の労働状況にについて主に聾学校生徒の進路・就労活動が話されました。

次に県聴覚障碍者情報センター生活相談員の花崎さんから「長野県在住の聴覚障碍者を対象としたアンケート調査結果」について報告がありました。配布枚数430枚で回収数は99枚、回収率22.5%との事。回答内容についての分析・問題点の提起もありました。

講演は全日本ろうあ連盟福祉・労働委員会委員長の松本氏から「きこえない人が地域で安心して働くために~全日本ろうあ連盟から見た聴覚障碍者の雇用の現状と課題、その解決方法とは~」のテーマでありました。1947年「職業安定法」1960年「身体障碍者雇用促進法」の制定、1976年身体障碍者雇用促進法の改正、2013年「改正障碍者雇用促進法」など歴史的に見た経済と法律との関係・問題点・課題についての内容の濃いお話でした。情報保障のできるジョブコーチ(職場適応援助者)の配置要望も言われました。

質問時間もあり予定時間をオーバーしました。午後は対象者のある懇談会で参加は無理でした。参集者は100人位、ろう者の出席が多かったのですが、我が難聴協からは窪田事務局長と仁科副会長、私を含めての3名でした。
(報告 赤沼)

※ 編集部註:この記事に関して詳報は長野難聴の機関紙「アルプス」に掲載予定です。




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Posted by 六万石 at 21:28│Comments(0)活動報告
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