2010年11月10日

難聴者のコミュニケーション勉強会(2)

難聴者のコミュニケーション勉強会(2)
                 10/9 (土) 於 松本市総合福祉センター
                           長野難聴ならびに「カタクリの会」 合同会
Q&A(抄)

Q:難聴協会などの会で(要約筆記がついているのに)会員のコミュニケーションがとれないことがある。
  会員の聞こえのレベルがマチマチなのが原因かも。
A:難聴者同士でも、お互いに相手に伝わる話し方を意識するように心掛けることが必要である。

Q:難聴協会の会議で、自分の発言が一字一句スクリーンに出されることを確認しながら発言する人がいる。
  気持ちはわかるが、「要約」筆記であることをふまえて発言してもよいのでは?
A:要約筆記について利用者への啓蒙が必要と思う。

Q:公費派遣で利用した場合、利用者の意見を伝える場がないのでは。
A:事業の報告書に載らないので、今後工夫してみたい。

Q:要約筆記のロールを記録として活用したいので、いただいて持ち帰りたいが。
A:要約筆記はその場の通訳であり、記録ではないことをご理解願いたい。
  ただし、特別な事情のある場合は相談にのることは可能。

Q:今日も電車で来る時、事故があったが、難聴者には情報が伝わらず不安だった。文字情報の提供を。
A:災害時の放送が聞こえなくて危険な目に遭う恐れもある。

Q:要約筆記者の役割は二つあると思う。
  一つは通訳。もう一つは難聴者へのサポートや運動へのかかわり。
  東京では比較的はっきりと区別されているようだが、地域ではそのあたりがあいまい。
  要約筆記者がサービス精神旺盛で「おせっかい」ともとられる場合もある。
A:「おせっかい」は厳にいましめるべき。通訳のときは通訳行為に徹することが大切。
  (それとは別に)難聴者に対するコミュニケーション支援・生活支援の必要性もまた高まっている。
  「通訳理念」だけでは出来ないことが多い。
                                                     (以上抄録です)


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Posted by 六万石 at 17:52│Comments(0)活動報告
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