2014年07月29日
政見放送に字幕を

ついては、政見放送に、文字による情報(字幕)もつけてほしいという旨の
要望を長野県選挙管理委員会宛に、会長名で送付してありました。
このたび県選挙管理委員会の担当者から回答をいただきました。
平成26年〔2014年)7月26日
長野県中途失聴・難聴者協会
会長 田澤 秀喜 様
長野県選挙管理委員会
選挙係長 小林 弘―
日頃より、たいへんお世話になつております。
長野県選挙管理委員会の小林と申します。・
さてこの度、田澤様からお手紙をいただきました政見放送へ字幕をとのご要
望につきましては、私共、県選挙管理委員会といたしましても、聴覚に障がい
をお持ちの方が必要な情報を入手し、投票行動に反映できるようにすることは、
大変重要なことと認識しており、これまでも国会・政府に対し必要な法改正を
求めてきたところでございます。
こうした取り組みにより、平成23年4月1日以降に行われる都道府県知事
選挙につきまして、政見放送に手話通訳を付与できるようになり、本県では、
今回の県知事選挙から導入する運びとなりました。
また、平成25年6月10日の改正により、衆議院小選挙区選出議員選挙に
加えて、参議院比例代表選出議員選挙につきまして、新たに政見放送に字幕を
付与することができるようになりました。
今回の県知事選挙の政見放送につきましては、字幕を付与することができる
までには至つておりませんが、引き続き、すべての選挙において字幕付与がで
きよう国に要請してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願
いたします。
田澤様におかれまレては、猛暑の折、くれぐれもお体にはお気をつけくださ
いませ。
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<つぶやき万華鏡>
雑談の通訳
ある講座に呼んでいただく機会があった。
講座が終わり、お茶が振る舞われた。
そのとき受講生の接待担当の方が話しかけていた。
そのときの参加者はろう者と私。
手話通訳者と要約筆記者。
私には声が聞こえるが話の内容が分からない。
手話通訳者が手話での通訳をやっている。
でも、要約筆記者は話しに加わっていて通訳はしていない。
こんな場面に時々出くわすことがある。
手話通訳者はなぜスムーズに通訳行為ができるのだろう?
それとなく手話通訳者に聞いてみた。
ろう者はすぐに「何?」と聞いてくるので、はっとして通訳しなくてはと気がつくという。
私はどうなんだろう?「何?」のサインをどれだけ出しているだろうか。
「雑談だって知りたいなあ」
という気持ちだけでなく
「何?」
のサインが通訳者を育てるのかもしれないと気がついた。
(FUMI)
Posted by 六万石 at 06:31│Comments(0)
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