2014年09月14日
カタクリの会9月例会

南松本駅 Photo by T.Sato
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<地域活動(情報)>
松本地域・カタクリの会
松本地域を中心とする難聴者の会「カタクリの会」で、9月13日(土)、
松本市総合福祉センター集会室において、
「権利擁護と成年後見制度」
をテーマに、教養講座が行われた。
講師は松本社会福祉協議会・成年後見支援センター「かけはし」
成年後見支援係長の鳥羽弘幸さん。
講座では、日本国憲法11、13条、14条、25条を踏まえて、
高齢により判断能力が低下した者、何らかの障害を持つ者の、
権利擁護としての成年後見制度のコンセプト、
親、兄弟、友人、知人など具体的なケースもお話をされた。
また、わかりやすくまとめられたDVDでも上映された。



早見優が出ていました。
茶菓をいただきながら、身近な例や、
質問や感想をフランクに話し合いました。
「難しい話だと思っていたが、わかりやすかった」
「他人事ではない。私も、もう身辺整理を始めた」
の感想もありました。
(取材・文責 ROKU)
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<JDF9.12声明より引用>
全盲の女性傷害事件・盲導犬刺傷事件に関する声明
2014年9月8日、埼玉県川越市のJR川越駅構内で、全盲の女性が何者かに足を蹴られ負傷するという事件が報じられた。
報道によると、何者かが白杖と接触して転倒し、その直後に女性の背後から足を蹴ったとのことである。そもそも女性は相手の状況が判らず、また女性は白杖を持ち点字ブロック上を歩いていたとのことから、周りからは女性が視覚障害者であることは明白であり、そのうえで、無言のまま一方的に暴力を加えるというのは言語道断である。
また、さる7月には、埼玉県内で盲導犬がその使用者の気づかないうちに刺されるという痛ましい事件が起きている。これも、明らかに障害者であることが分かっていながら危害を加えるという点で看過できない。これらの事件にあって、個々のモラルや思いやりが問われることは言うまでもないが、一歩間違えば人命に関わる行為であり、怒りとともに心からの震撼を禁じえない。
2014年1月に、日本は障害者権利条約を批准した。また批准に先立って、障害者基本法の改正(2011年)や、障害者差別解消法の成立(2013年)をはじめとする制度改革もなされたところである。批准された障害者権利条約では、心身の機能の障害のみならず、社会のあり方によって障害が生ずるという考え方が述べられている。つまり、周囲の態度や行動などによって、誰かが外を歩いたり、社会に参加することができないということは、言い換えれば社会が生み出した「障害」なのである。
障害者が安心して外を歩けない社会は、すべての人にとって住みづらい社会である。内閣府では国民の6%、つまり17人に1人は何らかの障害を有していると報告している。障害者に起こる問題は決して「他人事」ではない。今やこのような出来事は、誰にでも起こり得る可能性がある。
私たちは、これらの事件の一日も早い真相の究明を求めるとともに、卑劣な事件の再発防止を強く訴える。ここに重ねて抗議の意思を示し、併せてすべての人々とともに誰もが安心して暮らせるインクルーシブな社会づくりに一層尽力することを表明する。
2014年9月12日
日本障害フォーラム
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/opinion/opinion_20140912.html
Posted by 六万石 at 06:37│Comments(0)
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