2010年03月18日

NHKの高校講座に字幕をつけてほしい。

字幕がほしいNHK(ETV)高校講座

最近では難聴の子だけでなく「ろう学校」の子供も、インテグレーションして、地元の中学校に入り、さらに高校へ進学していく子供が多い。

ちなみに昨年台北市で行われたデフリンピックの日本選手団は、ろう学校よりもむしろ、インテグレーションした者の方が多かったと聞いている。キャプテンの上田萌選手(卓球)をはじめ活躍した選手のインタビューを見ていると、手話が日本語対応手話であり、難聴者の読み取りやすい手話の方が多かったように思う。

インテグレーションして地元の中学・高校に入学した場合、NHKの講座などを通じて学校の授業を補うという機会を与えるべきであると思うのだが、NHKの高校講座では、字幕どころかテロップも満足には出していない。

先生が「カワイ子ちゃん」を相手にして、楽しそうに授業を進めているが、難聴の子らは画面だけを見て、いろいろと想像しているだけで、授業がさっぱりわからない。こんな悲しいことがほかにあるだろうか。

                               「アルプス」65号万華鏡より


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Posted by 六万石 at 19:29│Comments(0)情報保障
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