2010年06月14日

国会中継と記者会見に関するNHKの回答について

これは差別と言うよりも虐待だ
 「第4回障がい者制度改革推進会議」での全難聴の新谷理事の発言から・・・

本件に関するNHKの聴覚障害者団体への回答は
「内容の正確さに万全を図る必要があることは他の番組と同様であるが、政治的議論は声の大小、高低、間など微妙なニュアンスを伝えないと公正さが図られないという側面がある。これを生字幕で表現することは不可能に近いといえる」ーー

これがNHKの回答です。これはどういうことかというと、これからもずっと生字幕はつけられないと言っているんです。
何故ですか。他の番組にはいっぱい生字幕がついていますね。政治的な発言はあれと同じとはちがうんですか。

これは差別を通り越して虐待だと思うのです。
政治家の先生、福島先生もおられますので、(お願いしたい)。これは私はもう差別ではなくて虐待だと言っているんです。1~2時間の国会中継を(字幕なしに)ずっと見ろというのは。
是非わかっていただいて、ある程度の「はしょり」ぐらいは私達冷静に判断しますので、その辺は80%~90%字幕でいいと思いますので、ぜひ実現の検討をお願いしたいと思います。
       ーーーCS障害者放送統一機構「目で聴くテレビ」(通称アイドラゴン)よりーーー
                              (  )内の字句補足:編集部
なお、「アルプス」68号に「障がい者制度改革推進会議だより」が掲載されています。


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Posted by 六万石 at 17:34│Comments(0)情報保障
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