2011年10月21日

上田市に対する要望書(磁気ループ)

                               平成23年10月21日
上田市長 母袋 創一 様
                          長野県中途失聴・難聴者協会
                          会 長  浜 富美子
                          上田支部 田澤 秀喜

交流・文化施設内に難聴者用磁気ループシステムの設置を求める要望書

要望趣旨
貴市が、日本たばこ産業上田工場跡地の一部に建設を計画している「交流・文化施設」について、平成21年8月に「交流・文化施設施設等整備検討委員会」が検討結果報告書の中で明記している通り、”ユニバーサルデザイン”に基づいた設計として、以下の設備の付設を要望するものです。

【施設内の大ホール、小ホール、会議室等に音響設備の一部として「難聴者用磁気ループシステム」を導入すること】

要望理由
私たち中途失聴者・難聴者は、日常生活の中で補聴器を使用していますが、補聴器には無選別に色々な音を拾ってしまうため、ホールや会議室などでは目的の音を聞き分ける事が非常に困難です。磁気ループシステムはこういった状況を解決する機器で、このシステムがあれば講演者の発言やコンサートなどでの演奏もより明瞭に聴くことが可能になります。
私たち中途失聴者・難聴者が積極的に社会に参加する為にも難聴者用磁気ループシステムの設置についてご要望するものです。

※難聴者用磁気ループシステムとは
発生した音声をマイクに通し、音声信号を磁気誘導ループアンプに通し、ホールなどの床下に敷設したループアンテナへ電気信号として送ります。ループアンテナ内では、誘導磁界が発生し、音声磁場が出来るので磁気コイル付き補聴器や人工内耳で音声信号として聞くことが出来る装置です。
 集団補聴装置として、磁気ループと異なる赤外線方式やFM方式がありますが、高度な難聴者には磁気ループが有効です。

以上

連絡先
長野県中途失聴・難聴者協会事務局
〒387-0023 長野県千曲市八幡2596-10 窪田 方
FAX:026-272-4756 


同じカテゴリー(情報保障)の記事画像
宇宙飛行士・山崎直子さんの講演
団体派遣の法的根拠
「聞こえなくても大丈夫」の世の中に
難聴者「2000万人」
情報保障のタイムラグ
要約筆記利用体験(歯科診療)
同じカテゴリー(情報保障)の記事
 飲み会と難聴者 (2015-12-21 15:28)
 宇宙飛行士・山崎直子さんの講演 (2015-11-05 07:51)
 8月25日の記事 (2015-08-25 18:36)
 「意思疎通条例」 (2015-02-26 15:59)
 団体派遣の法的根拠 (2015-02-17 07:45)
 「聞こえなくても大丈夫」の世の中に (2015-02-14 06:34)

Posted by 六万石 at 21:31│Comments(0)情報保障
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。