2013年09月04日

県要約筆記者養成講座(報告)

県要約筆記者養成講座(後期課程第5回)が8月31日(土)松本市総合福祉センターで行われた。受講生は手書きコース10名、パソコンコース5名。難聴者協会からの参加者は8名。 

午前 共通講義 講師;山口さん       
・ノートテイクってなに?・・・・・・個人に対する情報保障技術である。
・どうしてそれを学ぶの?・・・・聴覚障害者の社会参加を助ける。
・どういう方法でやるの?・・・・その場の通訳を一人で伝える。
・手書きノートテイクの基本  
・手書きでノートテイク実習

午後 コース別実習 
手書き 講師;田村さん
・ノートテイクは書いたものがスクリーンに投影されないので気軽のできると思いがちだが、
 補筆・訂正をしてくれる人がいない状態で、その場の通訳を一人で担う重い責任がある。
・利用者の目的を達成するための通訳をする。
・実習・・・難聴者に参加してもらい、グループでの話し合いのテープをノートテイクする。

パソコン 講師 金井さん
・ノートテイクで求められるのは要約筆記の技術力と対応力
・画面設定・・文字のサイズ、行間、背景色、画面構成、セッティング
・セッティングでは単体で使う場合とハブを使う場合の実習をした

<感想>
ノートテイク:聴覚障害者の生活のあらゆる場に適応できることを再確認しました。その場の通訳者として、適切な行動が利用者の参加をサポートする対人支援につながることを学べました。講師の皆さんの工夫を凝らした講義は良かったです。
パソコン:パソコンのの機能を使いこなす力が必要、その上で要約筆記の技術が必要と感じた。背景や文字のサイズ、形が自由に出来る分利用者のニーズに合わせる必要性や文字の構成(話し手の通りに早くたくさん打つかわかりやすく要約して打つかなど利用者のニーズに合わせることが出来る技術が必要と思った

 次回講座は10月26日開催です。     報告 <浜・宮崎>  

(註) 詳報は機関紙「アルプス」に掲載予定。上記はその抜粋です(編集部)


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Posted by 六万石 at 21:53│Comments(0)要約筆記
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