2015年01月17日

私の要約筆記通訳利用体験

私の要約筆記通訳利用体験
氷の芸術3 於 松本城   Photo by T.Sato 2015.1.12
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≪つぶやき万華鏡≫

医療現場での要約筆記利用体験

英語の格言に
A friend in need is a friend indeed.
まさかの(ときの)友こそ真の友
という格言がある。
不慮の窮地に手を差し伸べてくれる友人こそが、本当に友人
といった意味の表現。

昨年のことですが、突然の心臓発作で、
クリニックから村井の総合病院に救急車ではこばれた。
その際、たまたま要約筆記通訳を利用していました。
体験を記しておきたいと思います。

クリニックでの体調の急変は、まさに「まさか」であった。
一番あわてていたのはクリニックの院長で、
家族が来るまで待たず、
一刻も早く、と、
救急車を呼んでくれた。

私自身は意識もあり、
救急車慣れもしているので、あわてることもなかったが、
めんくらったのは通訳者だろう。

集中治療室で、
「異常を感じたのは何時頃か?」
「普段の血圧はどのくらいか?」
「普段の脈拍はいくつか?
とか、治療に当たっての基本データーに関する質問があったが、
すべては、要約筆記通訳者が紙に書いて、
ベッドに、かざしてくださった。
私がそれを見て医者にこたえることができた。

「中途失聴ですか?」
という質問もあった。
この医師、中途失聴という用語を知ってるんだな、

「一人暮らしですか?」
という質問もあった。
家族でなく派遣通訳者が付いていたということで、
そういう質問が出たのだろう。
・・・それは違う。医療現場での通訳であり、
   家族の有無とは関係ない。
  、そもそも情報保障とはデスネ、・・・
と講釈してやろうと思ったが、
自分が集中治療をされている身であるので遠慮した。

点滴が始まり、脈拍も少し落ち着いて、
あとは大丈夫。
連絡のついた家族と交代ということで一段落。

通訳者は決定的に大きな役割を果たしてくださった。

そのあとの治療では、医師も看護師も、
なんと、
通訳者が示したコミの方法を、そっくりそのまま真似て
つまり、
すべての指示や説明を紙に書いて、かざして伝えてくれた。
字の大きさも、行間なども、そっくり。
紙をかざしてくれるその角度も、そっくり。
医師も看護師も、通訳のやりかたを見ていたのだ。

今回、通訳者には大変なご迷惑をおかけした。

まさかの時の通訳こそ真の通訳 !
(ROKU)
<会員ブログ難聴者の「アシタドーナル」から引用>
http://rokumangoku.naganoblog.jp/


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Posted by 六万石 at 00:54│Comments(0)要約筆記
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